6月のある日
この時期は、キャンバスの地塗りには向かない
湿気が多く、乾燥に時間がかかるため
木枠のアクが浮いてきたり、麻布の張りが弱かったり
なにかとトラブルが多い
先日まで授業で行っていた愛知県芸の地塗り実習も
愛知県は関東よりも早く梅雨位入りしていたため
雨で、湿度が高いなか行った
扇風機を回したり、麻布の張りを強めにしたり
これまでの経験値で予測して対策を踏まえながら授業をしたが
何名かの学生さんのキャンバスはゆるく出来てしまった
毎年、何かと反省することがある、精進しないと、、
しかしながら、本当はこの時期でなく、秋晴れの時に地塗りが出来
本当に気持ちの良いキャンバスができるのにと思いつついる
学部一年の基礎的な内容のためこの時期なのは仕方ないが
是非、個別に天気の良い時に地塗りをしてもらいたい
そして、この時期には良いのは、漆の作業
湿気と温度が乾燥に必要な漆にはベストシーズン
知り合いの食器達を金継ぎ

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6月6日
慌ただしくしていたら、藍が凄い事に
雨と最近の暑さで非常に元気である
これはそろそろ第一次刈り入れをして
生葉染をやってみなければ

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6月のある日
梅雨に入りシトシト雨の降る中歩いたら
カタツムリもゆっくりと歩んでいた
雨がちょっと嬉しくなる光景
