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2019年1月の日記

更新日:2019年1月28日

1月28日


大学の保存修復の木島先生の所にお邪魔しやらせて頂いていた

黄金背景テンペラが 今日なんとか終了できた

8年間もかけて完成した作品は初めて

最後の作業は金箔で装飾を施すミッショーネ


額用ペインティングオイルにシルバーホワイトをよく混ぜ

模様を描き五時間乾燥させ

イタリアの金箔を模様の上に乗せていき

綿を使って丁寧に抑え 軟毛の筆で余分な箔をとる


黄金の背景から浮き出るように描いた天使にさらに黄金に装飾を行い

非常に存在感のあるものになった


工程を学べた以上に

木島先生の道具や手さばき 素材を熟知し丁寧に向き合う様子

身近で見せていただけたのが私の財産だ

これから反芻して自分の制作に反映していきたい


















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1月16日


鎌倉でやるワークショップのもう一つ

”葉に描く”


葉日記シリーズとして

日記的にそに日の自分と心が通じた葉を拾い描いている

ふっと気になったモノは、なんなのか

それを描きながら探る時間は、心が踊る


ワークショップで参加者の方と楽しみながら

風景に深く入り込めることをしたいと思い

描くキャンバスに施す地塗りを葉っぱに施し

葉自体に絵を描くことにした


風景である葉っぱ自体が制作の中に入ってきたことはなかったので

それぞれの葉の個性に失敗しながらだが

葉の凹凸を探りながら地塗りを進めるのが最近のこと


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1月6日


年末年始は本当にゆっくり色んな事の準備をした

1月の展示の作品の額制作

3月に鎌倉のワークショップの準備

日々の作品達を描き進め、などなど


鎌倉のワークショップは

川喜多映画記念館の旧和辻邸でやらせていただけるのだが

そこは、哲学者の故和辻哲郎氏が江戸後期の民家を

東京都練馬区において居宅として使用していたもの

川喜多長政、かしこ夫妻が鎌倉に移築し、

海外から訪れる映画監督や映画スターたちを

迎える場として使用していた場所


その古民家は、私にとって理想的な家で

どんな所なのか気になり、和辻哲郎の本を読んでみた

私が絵を描いている時に漠然と思っていた感覚に近いものや興味深いことが、

綺麗な文章書かれていて、とても良い出会いだった

読書は少々苦手だが、今年は少しずつ本を読んでいきたいと思う作家だ


その空間でやるワークショップは葉っぱを使った、

自然を楽しむワークショップ

参加者が楽しむための準備には、何が必要なのか、

まだまだ考ないといけないが

良い形と色があるだけで楽しい時間になるだろうと思いつつ











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1月1日


2019年 最後の平成の年

元旦に鎌倉の鶴岡八幡宮に初詣に行き

絵馬を受け”良い絵が描けますように”と書く

いつも通りが出来た事に感謝


良い絵を描いて色んな人との出会いや様々な経験を積めるよう

心身の健康に今年も努めながら一年を過ごして行こうと思いつつ


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