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2018年12月の日記

  • 執筆者の写真: sironyannko112
    sironyannko112
  • 2018年12月6日
  • 読了時間: 2分

更新日:2018年12月30日

12月30日


寒いのは苦手だが

冬生まれのお陰か冬が好き


始めは暖かくいまいちだった冬も年末に入り

湿度がなく気温がぐっと下がり

身が引き締まる感じになった


仕事も休みに入り年末の制作物

年賀状の絵を描こうとスケッチブックに

下絵を描きをし墨で骨描き、彩色を入れて

来年は”猪のように色んな野山を駆け巡りながら制作をしよう!”と

決心をしながら猪を描いた


残り一日の2019年の制作を楽しもうと思いつつ


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12月24日


漆の額を制作

いつも使っている木枠に、まずは滲みどめの膠水を塗布し

乾いたら墨汁で模様を描く 完全に乾燥させたら

拭き漆を施していく

どのくらい下の模様が透けて見えてくるのかはまだ解らないので

研磨をしたり、墨を加筆しながらの制作だった


数回塗り重ねたり 乾燥の速度で色の濃さが変化するのが漆の特徴らしく

気になる素材になりつつある

他の生漆とか色漆にも手を伸ばしてしまいそう


額作りも少しずつ前進かな












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12月11日


昨日見つけた本

平成30年11月30日に発行された

『絵具の科学』/ホルベイン工業技術部

平成6年に出版されたものの改訂新版

前のものも持っているが、何か違うところはあるかなと読み進めている


この本にはありとあらゆる絵具や溶剤について書かれている

絵具の見え方を丁寧に図説されていたり

絵具のちょっとした違いを感覚で使い分けている身としては

なるほどそういうことかと納得する


抽象的なことを文字にされると

もやっとした感覚がスッキリすることがあるなと思っていたら

昔、先生に

"意識は無意識の氷山の一角、無意識をどんどん意識していくことは大切”

と言われたことを思い出した














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12月5日


一枚の作品を描くのに時間を積み重ねは必要

仕事の手が多ければいいという訳ではなく

完成が見えてきた作品と向き合っていると

どんどん、今画面で起こっていることが見えてくる

もっとこのグラデーションを丁寧に、ほんの少しだけ影を強くなど

時間に追われながら描いていたのでは気づけない


絵と向き合う時間を大切にしよう

天使の顔を描きながら感じてたこと


先生が顔の描き方を説明した黒板の説明書きがとても良かった

黒板の緑を、絵具のテールベルトに見立てて人物の肌をいい感じで描いている




 
 
 

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