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2019年6月の日記

熊谷守一の作品、きちんと見たいと思いながら見れていなかったので

群馬県館林市美術館での展示に駆け込んだ


片道二時間半の小旅行となった

普段通勤の時間の満員電車に乗り

東京に入りどんどん人が下車していく中

4ボックスの椅子のゆったりと座り車窓を楽しんだ

最寄り駅の多々良駅はこじんまりとしでいた

そこから歩いて20分、住宅と空き地、畑の中を歩いていくと

館林市美術館がある

広々とした芝生に贅沢なつくりの建物だ


守一の作品は画像で見て思っていた印象と違った

油絵具のしっかりとした塗りが線と面で簡略化された画面に

温かみを与え、平面の世界にあつみを加えていた

そして、身の回りにあるものに対する眼差しの優しさを感じた

やはり現物をきちんと見られてよかった。


帰り浦和に途中下車し岸田劉生のデッサン展にも立ち寄った

今年は岸田劉生の没後90年らしく、秋には東京ステーションギャラリーで展示がある

デッサンは油彩とは違い、対象に寄り添うように向き合う様子、

ユーモアを持って楽しげに描いている様子を感じ油彩を見るのが楽しみに思いつつ

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