top of page

12月の日記

  • 執筆者の写真: sironyannko112
    sironyannko112
  • 2024年12月11日
  • 読了時間: 2分

更新日:1月27日

12月16日


姪の雛人形を見に江戸木目込人形の工房へ

「塚田工房」のホームページを見つけお人形の顔が姪に似ていて姉と姪と3人でお邪魔した

けして大きなお店ではなく

6代目、7代目のご主人と息子さんがお二人で制作しており

ショーケースにお人形が並んでいた

その一画が「江戸木目込人形博物館」になっており

木彫りの人形の原型や昔人形、お顔の制作工程、材料が置いてあった


ご主人がいくつかのお人形を見せてくださった

還暦を迎えるまで飾ってもらいたいというお人形は

華美な着物ではなく、落ち着いた色味で

お顔も現代的ではなく趣のある良い表情をしているお人形だ

一体一体、着物の柄・お顔も微妙に違う


ご主人いわくその昔、江戸時代のお雛様は小さかったとのこと

その後バブルの頃に大きくなり、現代はだんだんと小さくなっている

江戸時代長屋サイズに合わせたお雛様は10cm程度

姪に選んだのは、全体で35cm巾の台に乗る程度で決して大きくはないが最も古典的な製法でとても良い表情のお人形

桐の木粘土を型に入れ、それに胡粉を三層塗り(それぞれの層で胡粉の粒子の荒さが違う)

そこにお顔を描いている


素材や道具についてもお話しを聞くと

昔ながらの膠は在庫がありそれを使っていて自分の代は大丈夫だがその先はどうなるか

また面相筆も売りにきていた筆屋さんが最近来なくなってしまったとのこと


使い慣れた材料や道具が使えなくなるのは変化として受け入れるしかなくなるのだろう

でもなるべくならマイナスに受け入れるのではなく、良い素材を探していく姿勢でいたいと思った



ーーーーーーーーーーーーーーーー


12月のある日


11月末から今年の里芋を掘っている

今年の夏暑く、土かけなどの手入れを怠ったため

葉の繁りは非常に良かったが、芋の数は少々少ない気がする

でも昨年の親芋を種芋にしたため親芋と子芋が異常に大きくできた

今年葉の様子が楽しかったし、来年も親芋を種芋にしようと思いつつ

里芋のポタージュを作ってみるトロッと温まるスープ




 
 
 

最新記事

すべて表示
2025年4月の日記

4月1日 昨日3月31日は大西先生とまよさんの命日だった、もう13年が経った 私は4月1日にその訃報を聞き、信じられない気持ちでいっぱいだった その気持ちのまま大学院に進学した それから立場を変えながら研究室に出入りしているが...

 
 
 
2025年2月の日記

2月25日 季節の楽しみ金柑の甘露煮 喉の不調の季節に嬉しいシロップと渋みのある果実を思ってコトコト 学生の時に銅板から鍛金で作った雪平鍋でつくる 気持ちが躍るひととき ーーーーーーーーーーーーーーーーーー 2月16日 年末にモチーフとして購入していた柘榴 皮と果肉を分け...

 
 
 
2025年の1月の日記

1月のお教室 午前の子どもの時間は「パステルを作ってくねくね蛇を描こう」 ソフトパステルは、少量のアラビアゴムできる固まっており材料としては水彩絵具と同じで メディウムの量の差でガッシュ・透明水彩・ハードパステル・ソフトパステルになっていく...

 
 
 

Comments


© Yoko Chimura. All rights reserved.
  • Facebook
  • Instagram
  • Instagram
bottom of page